STUDY INDUSTRY スタディー工業株式会社

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ペット火葬炉の構造について

超大型のペットご遺体までを想定されているとのことですが、御社ではペット火葬炉はどの程度の燃焼を想定して設計するのでしょうか?

ペット火葬炉の設計では1時間あたり何kgを火葬するかということで、燃焼計算を行い、面積、容積、再燃焼室、煙突径、燃料量などを決定しております。

仮に60kg/hとすれば、60kg×1500kcal(通常動物の発熱量) = 90000kcal/hの発熱量で上記の数値を決定しますが、ペット火葬は同じ大きさや体重であっても個体差等により燃焼量が一定ではありません。脂肪分が一気に燃えるときは数分で燃焼し、そのことを加味した設計を行うと、例えば1分間に2~3kgの脂肪が燃焼すると考えた時、3kg×9000kcal×60分=1620000kcal/時となり、実に18倍の炉を設計しなければならず、そこに動物炉の難しさがあり、ペット火葬炉設計における十分な経験が求められます。